アガベの育て方
全ての品種が夏型で、高温期に生長します。
生長が遅いため、日照が不足した環境下では葉が徒長する場合があるので注意が必要です。
耐陰性がなく日照を好むので、室内での長期間管理は難しいです。
乾燥や高温には強く、鉢内の蒸れで根が傷むことがあるので水やりは慎重に。
耐寒性がある種類とそうでないものもあり、株の大きさや根の張り具合によっても変わってきます。
<置き場所について>
●日照
日中は直射日光が当たる場所か、明るい軒下で管理。雨が当たらない場所が理想。
室内管理の場合は植物育成LEDライトでも可能。
アガベの葉は、中心の生長点の周りの葉が光合成をしています。
照明を近づけ過ぎると葉焼けの可能性もあるためLEDは30cm以上離すのが理想です。
また、春から夏にかけて急に強い直射日光に当てると葉焼けするので、徐々に日に当てるようにします。
●風
密閉した室内での長期間管理は避け、風が通る明るい場所が良い。
風は軽視されがちですが、アガベにとっては結構重要です。
●温度
葉が硬質なものは温度変化に強いです。
夏にクーラーの風が当たっていると生育の妨げになります。
冬は最低5℃(種類によって違う)くらいを考えると良いのでは。
<水やりについて>
アガベはほぼ降雨量が計測されない地域でも自生していますが、朝露や夜露で水分を吸収したり地中深く主根を伸ばして生きています。
小さな鉢栽培の場合、水をやりすぎることで徒長の要因になることがあります。
株を大きく育てたい場合、大きめの鉢に水はけの良い土で適時に水をやり、コンパクトに育てたい場合は、小さめの鉢に日光に当てつつも水やりを控えながら育てます。
鉢の大きさによって水やりの間隔も変わり、大きい鉢ですと長持ちし、小さい鉢ですとすぐに乾きます。
鉢内が乾いて7日~10日で次の水やりをします。(季節によって変わります)
水は鉢底から流れるくらい十分に与えます。(季節によって変わります)
<土>
水やりを頻繁にする場合は(水はけの良い土)、逆に(水持ちの良い土)の場合は水やりの間隔を空け、蒸れに注意が必要です。
生長も遅く花や実もつけることが少ないため、肥料分を多く必要としません。
株の生長を進めたいなら春先に配合肥料を株元に置くと良い。
肥料過多は、徒長の原因となるので注意が必要です。
<夏越し>
春まで室内管理していた株を急に直射日光に当てると(葉焼け)を起こします。
春の紫外線は強く、数時間で葉が白くなりその後腐っていきます。
1度葉焼けした部分はもとには戻らないので半日陰で1~2週間慣らしてから、ひなたに出すと良いです。
気温が上がって生長点の色が鮮やかになり、新しい葉が展開します。
この時期にはしっかり水をあげますが梅雨の高温多湿の時期に水をやりすぎたり、鉢の中が蒸れたりすると、根腐れし枯れるので注意が必要です。
<冬越し>
冬期の断水は環境によって判断が異なります。暖房設備がある室内管理の場合、細かな根が枯れないように月に1回くらいの水やりが必要です。低めの温度で越冬させる場合、水やりをすると根が傷むので完全断水する場合があります。
<病気>
葉先が茶色く枯れる(炭疽病)があります。
カビ菌の一種が原因で梅雨時期までの低温期で活動します。
感染の可能性もあるため幹部を切り取り殺菌剤で消毒する必要があります。
<害虫>
輸入株や温室で管理していた株に(カイガラムシ)が潜んでいることがあります。
葉の隙間や生長点の若葉などに1~2mmの白い綿状の虫がつきます。
ロウ物質で覆われているため薬剤での退治が難しく綿棒などでかき出すのが確実です。
また(アザミウマ)もアガベの天敵で内部に侵入し植物の組織を壊してから汁液を吸う虫です。
生長点付近に生息し、葉の一部分が茶色く変色してきたら内部にいる可能性が高く、薬剤での殺虫が必要です。
カイガラムシもアザミウマも発生してからでは被害は避けれないので、日頃から薬剤での予防をおすすめします。